五十沢温泉 ゆもとかん旧館

投稿日:2012年7月2日 更新日:

オープンと同時に突撃した「ゆもとかん」。前回は100mほど離れている新館に訪問したが今回は旧館にした。係のおばちゃんもまだ朝の掃除の最中だったが入湯okとの事なので湯浴みする事にする。男女別の内湯が一つずつある。男湯は女風呂より少し広めの造りみたいだ。岩や石、そしてタイルを組み合わせて造った7-8人が入れる広さの浴槽だ。しばし独占してゆったりと朝風呂を楽しむ。浴室内は明るいのはいいが冬場の為、湯気が凄い。外は積雪が胸の高さの所まで積もっている。さすがに世界一の豪雪地帯の新潟だけある。

湯は無色透明、弱硫黄臭がする。タマゴ味がクセになるほどに美味しい湯である。湯口の鉄管パイプより源泉が30L/minの投入。一度、パイプより壷?に落とされて浴槽へ注がれる仕組み(写真参考)、浴槽縁からオーバーフローの掛け流し。湯口には飲泉コップも置かれている。壷?の周辺は硫黄の成分でか白く析出が付着している。浴槽温度も41℃ほどで長湯ができる温度だ。湯上がり後はポカポカでよく暖まった。新館もあるが断然にこちらの旧館の湯が鮮度よく非常に気に入った。
(三昧・2005年1月)


たまご湯で人気の五十沢温泉です。国道291号から233号へ入ってしばらく進みます。やがて看板に従い右側の細い道へ行くと大きな観光旅館「ゆもとかん」、逆に左側の看板へ折れると鄙びた自炊宿「ゆもとかん旧館」があります。大きな露天風呂が良いなどの希望がなく、小さな浴槽で静かにじっくり湯を楽しみたい場合は迷わず「旧館」の方へ。「ゆもとかん(大きい方)」ではスキー客で混雑する日は立ち寄りを断られる事もありますが、「旧館」ではそのような事は滅多にないと思います。そもそも「ゆもとかん(大きい方)」のように人が押し寄せる事はありません。

さて、「ゆもとかん(大きい方)」と比べると随分鄙びた旧館ですが、朝一番の訪問時には婦人がひとりで管理されていました。浴室は男女別に内湯がそれぞれひとつづつ。女性側は3人も入ればいっぱいになってしまうタイル浴槽です。浴室に入った途端心地良いタマゴ臭につつまれ思わずニンマリ。湯口より無色透明の湯が流し込まれ、白湯花もチラチラと浮遊。ほどよい温度の湯は、なかなかの掛け流しで嬉しくなります。湯を口に含むとタマゴ味。カランの湯も温泉利用で、蛇口は青黒く変色していました。他に湯浴み客はなく、こんなに心地よい湯を独り占めなんて、バチがあたってしまうかもしれません。備品は石鹸のみ。お気に入りの一湯となりました。
(まぐぞー・2005年1月)

▼掲示

▼男性浴室

▼湯口

▼女性浴室掲示

▼女性浴室

▼湯口

五十沢温泉 ゆもとかん旧館 簡易データ

新潟県南魚沼市宮1132
025-774-2859
8時~19時
第1・2・3水曜日休み
300円→420円
訪問:2005年1月

五十沢温泉 ゆもとかん旧館 温泉分析概要

五十沢温泉1号井 アルカリ性単純温泉(Na-Cl・SO4・HCO3型)50.3℃ pH=9.4 270L/min(動力) 溶存物質計=160.4mg Na=40.0mg(84.26mv%) K=1.1 NH4=0.1 Ca=5.9 F=1.4 Cl=27.4(36.0) HS=1.8 SO4=23.6(22.91) HCO3=27.0(20.57) CO3=9.3 BO2=0.4 H2SiO3=22.4 (H16.7.20)

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