唐沢鉱泉

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八ヶ岳国定公園内にあり、八ヶ岳連山の一つである天狗岳の登山口に位置している唐沢鉱泉。秘湯を守る会に加盟で、唐沢鉱泉の一軒宿でもあります。玄関から登山口方向へ数十メートル程のところには、源泉地があり池のように鉱泉が流れ出しています。硫黄成分と苔の緑色のコラボがキレイなので是非見学しましょう。

さて今回は天狗岳登山を楽しんだ後に立ち寄り入浴しました。下山したのは朝の9時、立ち寄りには早いかな?の頃合いでしたが、「入浴できます」看板が出てたので当然の如く立ち寄りです。前日はテン泊、なので入浴は出来ていなく一日ぶりの風呂が楽しみでした。

浴室までは廊下を進み、階段を上り進んだ場所まで向かいます。男女別に内湯がそれぞれにある造りです。浴槽は二つ横並びで、間に源泉湯口槽を挟んだ構造です。向かって左は6人サイズの42℃適温、右手には3人サイズの38℃温め設定です。6人サイズ浴槽は、常に鉱泉を浴槽内注入しながらの加温循環塩素ありの湯使い。こちらは適温入浴ができるので、これはこれで良いでしょう。3人サイズ浴槽は加温のための吸い込み吐き出しが作動、そのうえ常に冷たい鉱泉を浴槽内注入している加温掛け流しだ。体感38℃と温めなのでじっくりと浸かるには良いだろう。源泉湯口槽の冷たい鉱泉を口に含んだ。弱酸味に金気を感じ、源泉槽は若干の濁りがあった。お宿建物の裏にはヒカリゴケが自生しているらしいが、こちらは未確認です。
(三昧・2015年6月)


八ヶ岳の天狗岳登山口に宿を構える温泉旅館です。しばらくダート道を進んだ、ややアクセスの不便な場所にありますが、お宿自体は鄙びでは無い中規模の清潔感ある建物で、ピンクのドライフラワーがあちこちに吊るされた館内は、男女問わず気持ちよく過ごせそうです。今回は天狗岳登山を絡めたテント泊の〆に、汗流しで立ち寄りました。

館内には男女別に内湯がひとつづつ。浴室の扉を開けると、壁に羊歯などが茂る不思議な味わいの浴室に驚いてしまいます。女性浴室には、冷たい源泉枡を挟んで3~4人サイズと5~6人サイズの長方形浴槽が横並びに配置され、どちらにも無色透明の湯が満たされています。肝心の湯は両浴槽共に冷たい非加熱源泉を投入しつつの循環ベースで、小浴槽がぬるめ、大浴槽が適温となっています。どちらの湯にも浴槽底に小さな白い湯花が沈殿、明礬金属味のハッキリとする硬質的なキシキシ感のある湯です。循環のためか浴槽湯は完全に無色透明となっていますが、源泉枡の非加熱湯はほんのりと濁りを帯びていました。また、浴室には非加熱源泉と思われる打たせがあり、湯口には白い温泉成分がビッシリと付着しているのがわかります。なんにしても二日ぶりに体を洗い、浸かった温泉の気持ちよさといったら!思わず「あ~っ」と唸ってしまいました。また、敷地内には源泉の湧出池があるのですが、その神秘的美しさは必見です。
(まぐぞー・2015年6月)

▼外観

▼館内

▼男性浴室

▼小浴槽

▼大浴槽

▼打たせ湯

▼源泉湯口

▼女性浴室

▼源泉湯口

▼源泉湧出地

▼源泉湧出地

唐沢鉱泉 簡易データ

長野県茅野市豊平4733-1
0266762525
立ち寄り時間要問い合わせ
冬期休業(1月中旬~4月初旬)
700円
訪問:2015年6月

唐沢鉱泉 温泉分析概要

唐沢鉱泉源泉 単純二酸化炭素冷鉱泉 10.2℃ pH=4.0 溶存物質計=293mg H=0.1mg Na=20.8(30.18mv%) K=6.0 NH4=0.2 Mg=7.9(21.10) Ca=15.7(25.65) Al=4.1 Mn=0.6 F=0.5 Cl=42.9(33.58) HSO4=0.4 SO4=113.5(65.61) H2SiO3=78.5 HBO2=1.9 CO2=1012 (H20.6.24) ※温泉利用状況=(大浴槽)加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤使用あり・(小浴槽)加温あり・循環あり(加温の為の)・塩素系薬剤使用あり

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