弘法不動の湯

投稿日:2020年7月23日 更新日:

いつのまにか「ホテルまるなか」から「弘法不動の湯」へと生まれ変わっていた施設。建物も新たに建てたようで平屋建ての造り。玄関入ってすぐ左手に源泉汲み場らしき設備、さらに入り右手カウンターで受付。休前日で入浴料金は530円との事。どうやら日帰り温泉一本で宿泊施設ではないのだそうだ。

浴室に入って左手に洗い場コーナー、正面には10数人サイズの横長タイル張り浴槽を配置する。湯口は二つあるが片方は使用していない。注目すべきはもう片方の湯口からの浴槽投入量である。おしげもなく100L/minに届きそうな投入量、勘違いで無ければこれは凄いです。薄黄色透明、湯に浸かりじっとしていると身体への泡付きが目立ちます。浴槽右手端が排湯溝になって、全量がここにオーバーフローする仕組みです。湯温も40℃弱で熱すぎると言ったこともありません。湯使いよく気に入りました。
(三昧・2015年8月)


以前より温泉マニアにファンの多かったB級施設「ホテルまるなか」が閉館後、経営が変わりすっかり建て替えて新規オープンしたのは、もう随分以前のこと。その後何度か近くを通りつつも行く機会がありませんでした。そして、ようやく訪問できたのが数年前、さらに今回やっと記事アップの運びとなります。

すっかり建て替えられた施設に以前のB級やちょっと侘しいような面影はありません。誰もが躊躇なく訪問できる明るい日帰り公衆浴場といった雰囲気になっていました。館内には男女別に内湯がひとつづつという構成です。

脱衣所を抜けると比較的広さを感じる浴室です。すっきりと清潔感あるタイル張りで、12~3人サイズの長方形浴槽がひとつありました。湯口より投入される源泉は淡いべっ甲色で、浴槽サイズにしてじゅうぶん過ぎるほどの掛け流しとなっています。湯中には細かな気泡が無数に浮遊し、そっと浸かると旧施設時代と同様に体中がびっしりと泡に包まれます。この効果もあってか肌触りはヌルヌルスベスベ。これからの季節に嬉しい体温より少し高い程度の温湯で、じっくり浸かっていると指先までポカポカします。浴室の雰囲気も明るく、以前より断然良くなったと感じました。
(まぐぞー・2015年8月)

▼外観

▼玄関

▼玄関横の源泉汲み場

▼受付

▼男性浴室

▼湯口

▼溢れ出し

▼浴槽から

弘法不動の湯 データ

福島県岩瀬郡鏡石町岡ノ内418
0248-62-1770
9時~21時(受付20時)
木曜日休み
平日380円・土日祝530円→500円
訪問:2015年8月

弘法不動の湯 温泉分析

弘法不動の湯 アルカリ性単純温泉 38.2℃ pH=8.7 260L/min(動力) 溶存物質計=549.8mg Na=127.2mg(97.11mv%) K=4.2 Ca=1.1 Sr=0.1 F=4.8 Cl=62.9(30.46) Br=0.4 I=0.4 SO4=0.4 HPO4=0.2 HCO3=194.9(54.87) CO3=17.4 H2SiO3=117.6 HBO2=18.2 (H21.2.9) ※温泉利用状況=加温あり

(23年8月24日削除・温泉本)福島

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