※2021年4月1日時点で「木賊温泉 共同浴場 岩風呂」は冬期お休みになっています。この冬期お休みが毎年のことになるのかは不明です。入浴可能時期も含め、南会津町に確認されてからの訪問をおすすめします。
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 2020年6月
久々の「木賊温泉共同浴場 岩風呂」です。前回の入浴からかれこれ約14年も経っていました。その間、何度か見学だけは来てましたが、いつも先客さんで賑わっていて断念。今回は絶妙タイミングで無人タイムがあり、サッと浸かってみました。
岩風呂は、2019年の台風19号で露天風呂を囲っていた小屋が無くなり、開放的な露天風呂になっていました。見慣れない光景に「おっ」となりましたが、よくよく思い出してみると、いつだったか私が最初に木賊温泉岩風呂を訪問した(データの訪問履歴には記載なし)時もこんな感じで小屋は無く、露天風呂がむき出しだったなぁ・・と記憶が蘇りました。
小屋は無くなったけれど、岩の下からジンワリと湧きあがる無色透明の湯は健在で安心しました。小屋が無くなっての難点は女性の入浴のハードルが上がったことかな。
(まぐぞー・2020年6月)
▼木賊温泉 共同浴場 岩風呂入口
▼仮復旧中でした
▼湯小屋が無くなっていました
▼良いお湯は変らず
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 2006年1月
近所の旅館に立ち寄った際、お湯を再確認するために木賊温泉 共同浴場岩風呂に寄ってみた。いつも深夜ばかりの訪問だったのですが、昼間に寄ったのは久しぶり。夜と違って明るいので、じっくりと観察出来で満足。混浴の共同風呂はご存知の通り。当然の如くお目当ては足元湧出の浴槽、湧出ポイントでは浴槽底の岩よりブクブクと泡と一緒に湯が自然湧出する。やや緑がかった透明湯、弱タマゴ臭にエグ味。若干、前回よりタマゴ臭が弱くなった気がする。熱めの43-44℃ほどで長湯は出来ませんが、出たり入ったりで暫く湯浴み。もう一つの浴槽は、白濁気味で湯の鮮度に欠けていた。
(三昧・2006年1月)
会津方面へ来ると時々立寄るのですが、人気の共同湯らしく何時も殿方で混雑。その度に泣く泣く断念していました。女性にはハードルの高いところです。さすがに雪深い時期は訪問客も少ないだろうと期待しつつ行ってみると、案の定誰もいません。人気のこの湯を昼間にじっくり堪能できるなんて夢の様です。
さて、足元湧出槽の湯はこれまでになく熱め。やや緑がかった湯に外の光りが射込む様のなんと美しい事。ただ、タマゴ臭は先程訪問した井筒屋の方が強く感じられました。それでもやはり心地よいタマゴ臭はたまりません。また、「ぬる湯槽」は白濁し随分と「なまり気味」で気持ちの良い状態ではありませんでした。木賊の岩風呂は奥の浴槽が断然心地よいです。
(まぐぞー・2006年1月)
▼掲示
▼真冬は雪がどっさり
▼小屋まわりは雪かきされていました
▼湯小屋内
▼手前浴槽はほんのり白濁り
▼奥の浴槽は無色透明の鮮度湯
▼浴槽底から湯が湧きます
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 2004年12月
前回訪問時は夏場の暑い時期に行っているがほとんど記憶が薄れてしまっていてアップ出来ずじまいでした。とにかく夏場はアブがブンブンと飛んでいて湯浴みどころでは無かった記憶しかない。
今回訪れたのは深夜の23時頃、先客は埼玉から木賊温泉に宿泊に来ていた御夫婦が一組いらしたが、既に湯浴みも終わり浴衣に着替えている最中。共同浴場は雪に備えての囲いがしてあり露天風呂というか湯小屋といった感じ。川沿いに源泉が自然湧出する箇所に浴槽をこしらえそのままお風呂にした共同浴場です。外来者は200円、宿泊者は無料にて利用可能です。浴槽は二つあって一つは浴槽底よりブクブクと気泡と共に湧出する源泉が注入される42℃浴槽、もう一つは先の浴槽からの流れ込みによる温めの浴槽の二つ。ココはやはり直湧き源泉の浴槽に限る。無色透明、タマゴ臭の湯で白い湯華もちらほら浮遊している。
(三昧・2004年12月)
「木賊温泉共同浴場」や「木賊温泉露天風呂」など様々な呼び名で愛されている川のすぐ横にある共同浴場「木賊温泉 共同浴場 岩風呂」です。西根川岸の岩の間よりフツフツと湯が沸き上がり、そこをくりぬき直接浴槽にしてしまったという実に贅沢な造り。渓流のすぐ横に浴槽があるものだから、過去度々増水にて湯小屋が流されてしまった事も。実際以前訪問した際は浴槽を囲む湯小屋は無く、剥き出しの岩風呂だけがありました。今回久々の訪問ですが、簡素ながら立派な湯小屋も出来、もう「露天風呂」ではありません。
車道から細い階段と道を辿り、川底へ向って歩くと木賊温泉岩風呂の湯小屋はあります。中は混浴ですが、女性の脱衣スペースも有り。湯小屋内には岩をくりぬいた長方形の浴槽がふたつ。入口から奥が適温湯浴槽(5~6人程入浴可)、入口手前が「ぬるゆ」浴槽(3-4人入浴可)となっています。湯は奥の浴槽の端(浴槽底に石が置かれている部分)よりフツフツと自噴。ほぼ無色透明タマゴ臭、細かな白湯花漂う柔らかな絶品湯です。訪問時は夜遅くとあってか貸しきり状態。外を流れる西根川の清流に耳を傾けながらの静かな湯浴みとなりました。闇に浮かび上がる渓流は薄らと雪化粧、まるで山水画のように幻想的。空を見上げれば満天の星空。環境も素晴らしい木賊温泉です。
ちなみに夜の訪問は車道から浴場への道は所々電燈はあるものの、足元は暗く滑り易いです。また、湯小屋自体は灯りがついているのですが、女性脱衣所は狭く真っ暗で、しかも私の訪問時は奥の床板が抜けていました。私はここで足をとられてコケてしまったので、御注意ください。
(まぐぞー・2004年12月)
▼夜の木賊温泉 岩風呂(浴槽から)
▼翌朝再訪時の外観です
※2021年4月1日時点で「木賊温泉 共同浴場 岩風呂」は冬期お休みになっています。この冬期お休みが毎年のことになるのかは不明です。入浴可能時期も含め、南会津町に確認されてからの訪問をおすすめします。
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 データ
福島県南会津郡南会津町宮里
→Googleマップでみる
基本的には24時間
2021年4月1日時点で冬期お休み
200円
訪問:2002年8月・2004年12月・2006年1月・2020年6月
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 温泉分析概要
木賊共同湯 単純硫黄泉(Na-Cl) 44.8℃ pH=8.6 自然湧出 溶存物質計=383.1mg Na=105.2mg(85.45mv%) K=4.9 Mg=0.2 Ca=11.5 Al=0.5 F=8.5 Cl=109.0(58.48) HS=2.3 SO4=35.1(13.90) HCO3=53.7(16.76) CO3=1.5 H2SiO3=44.5 HBO2=6.2 H2S=0.1(H6.8.9)