施設の垂れ流し源泉

源泉や湯の通り道は火傷するレベルの激熱高温なので、うっかり手や足で触れないよう要注意!!海岸なので荒天時は訪問をやめ、地震時はすぐに退避!

日帰り温泉施設で利用している源泉は鉄分濾過されて浴槽へ注がれていますが、濾過される以前の源泉が垂れ流されている場所があると知り「どれどれ」と興味がてら行ってみました。方向的にはちょうど源泉を使用している施設の露天風呂から見ると、真下方向の海沿いに源泉井があります。そこで源泉が湧出、またその「湯こぼれ」が海に向かって流れています。源泉井付近の石は、湯の析出物により変色しているので異様な光景となっていました。

パイプより無色透明の高温湯が惜しげもなくドボドボと出ていて、周囲の石などを赤茶に染めつつも海方向へ流れていきます。口に含んでみると新鮮金気臭味、強苦味に強塩味がするかなりの濃さを感じ取る事ができる本格的なお湯です。波打ち際に先客が造ったと思われる絶好の入浴ポイントがあり、腰を沈めてみます。腰下まで浸かる事ができ、高温源泉が海水で薄まり適温で心地がよいです。こういった野湯はやはり夏場に限るでしょう。
(三昧・2007年8月)

※その後、湯を使っていた温泉施設が閉館したため、この源泉井がどうなったかは不明です。

▼源泉井

▼源泉が高温なので波打ち際が適温

▼源泉井の近くでは自噴の湯も